耳掃除をする頻度はどのくらい?掃除しない方がいいのは本当?

先日友人からショッキングな画像が送られてきました。

次の画像ですが、何の画像が分かりますか?

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タイトルや、黒い耳掻きが写っていることから簡単にお分かりかもしれませんね。

そうです、これは「耳垢」なんです!

これは私の友人の、5歳の息子さんの耳にあったそうです。

1センチ以上はあろうかという大きな耳垢。しかも、まだ5歳の子供の耳にあるとは・・・

こんなものを見せられては自分にはもっと大きな耳垢がこびりついているのでは?と考えてしまいます。

そこで気になるのは、「耳掃除はしてはいけない」という言葉です。皆さんもご両親や祖父母さんから言われたことありませんか?

実際のところはどうなんでしょうか?本当に耳掃除はしない方が良いのでしょうか?

 

耳垢は耳を保護している

耳垢はその名の通り、耳の中の「垢」です。厳密には、空気中のほこりとはがれ落ちた皮膚と、外耳道の耳垢腺というところから出る分泌物が混ざったものからなっています。

この耳垢は酸性で、殺菌作用があることに加え、脂肪が含まれていることから、皮膚の表面を保護してくれています。

ところが、耳掃除する際に綿棒を使用すると、外へ出てきている耳垢を耳の奥へと押し込んでしまい、耳の中にこびりつき、痛みや感染症のもととなってしまうのです。

よって、耳垢を取りすぎることは止めるべきであると言えます。

 

耳掃除は全くせず、放っていてもいいの?

では耳掃除は全くせず、放っておいて問題はないのでしょうか?

これについてもNO、と言えます。

実際、難聴で病院にきた患者さんが、実は耳垢の溜まりすぎだったと診断されるケースがよくあるというのです。

それに、私の友人のお子さんのように、1センチ以上もある耳垢をそのまま放置しておいていいとは思えません。気が付いたからよかったものの、発見が数年遅かったら、この耳垢はどのように成長(?)していたことでしょう。

 

まとめ

結局、耳掃除はやり過ぎてもダメだし、やらなさ過ぎもダメであるのです。

ではどのぐらいの頻度がいいのかと言いますと、1~2週間に1度、耳の穴の入り口を軽く拭き取るように簡単に掃除すれば充分なのです。

耳掃除し過ぎな方は控えて、何か月もしていないという方は、先ほどの頻度でしてみてはいかがでしょうか。

くれぐれもお医者さんに掛かることのないようにしてくださいね。