秋の味覚と言えば秋刀魚。秋刀魚に大根おろしを付ける理由は?

もう今週で10月に入ります。朝晩はめっきり気温も下がり、秋がやってきたという感じです。

 

秋と言えば食欲の秋ですね。秋の味覚には様々ありますが、秋刀魚が旬を迎え、口にする機会が増えることでしょう。

秋刀魚と言えば「塩焼き」が美味しいですね。

ところで、その秋刀魚の塩焼きに必ずと言って言いほど付いてくるのが大根おろしです。

どうして秋刀魚には大根おろしが付けられるのでしょうか?これにはどういった理由があるのでしょう。

 

旬を迎えた秋刀魚には脂がたっぷりとのっていてふっくらして美味しいですね。この脂がくせ者なのです。秋刀魚の様な脂っこい魚を食べると、油分が胃の粘膜を一時的に覆うため、消化が滞り、胃もたれしやすくなります。

大根おろしには

・タンパク質分解酵素のプロテアーゼ

・脂質分解酵素のリパーゼ

・糖質分解酵素

が含まれています。

すなわち、秋刀魚の脂もタンパク質も分解して消化を助け、さらに糖質も分解するため、一緒に食べるお米の消化も良くなり、胃もたれを防いでくれる効用があります。

 

歴史的には、秋刀魚と大根おろしを一緒に食べたらお腹の調子が良かったから、広く好んで食されるようになったと思われます。

 

もちろん美味しかったから、というのも大きな理由でしょうね。

秋刀魚を味わい、秋を感じましょう!